4児の父、ひびパパです
私は、当時交際していなかった女性から「唐突な結婚の申し入れ」を受け入れ、結婚しました
いわゆる「交際0日婚」を体験し、婚約から3ヶ月で入籍、6ヶ月で結婚式・新婚旅行までを終え、
その後4人の子どもに恵まれ駆け抜けるような日常・・・振り返れば結婚8年目を迎えました
いきなり結婚を申し込まれた「あの時」に「決断できたこと」で、忙しくとも子どもの笑顔に囲まれた今の幸せな生活があることを思うと、当時のやりとりや会話も感慨深いものがあります
今回は、逆プロポーズを受けてから結婚式まで、夫目線の体験談を書いてみます
結婚前の夫の暮らしと結婚観
まぁ他人の暮らしなんて「どうでもよい」の最たるものなんですが(笑)、少しだけ
結婚前の私は一人暮らしを始めて5年、自分だけのためにお金と時間を使える、自由で快適な生活に取りつかれていました
一人家呑みするほどお酒が大好き、誘われた飲み会は断らないが信条、当時はタバコも吸うわで、本当にろくでもない、仕事以外はお酒が恋人のような、自由で今を楽しむだけの生活
価値観が違いすぎて会話すらなくなった両親(いわゆる家庭内別居状態)の家庭で育った私は、結婚していても幸せとは限らないと考えていて、結婚願望もほとんどなく、恋愛にも消極的でした
こんな自分が急に結婚をすることになるんですから、本当に人と人の出会いって不思議です
いきなりプロポーズを受けた時の感想
当時の会話の流れは妻が記事にしているので、ここでは詳しく書きませんが、付き合ってもいない同僚からいきなり「結婚しよう」と言われ・・・
30歳前後の女性からの「結婚しよう」というキーワードは冗談とは受け取りにくく、よく知らない男にいきなりプロポーズをするなんて「あっ、この子って実はやばい人⁉」って最初は思いました(笑)
ただ、今となって思い返すと、妻のこの一言が最も印象に残っていて、つまりは私の心に刺さったんだなぁと思います
付き合って2~3年経って結婚するのと、今結婚して2~3年経つのと何が違うの?
付き合ってみてから結婚が一般的だろうと思っていた私ですが、言い返す言葉がすぐに見つからなかったんですよねぇ、「確かに同じかも」って一瞬思ってしまった
彼女は同僚として同じ職場(担当ラインは別でした)で1年過ごしていて、ある程度はキャラクターも知っていたので、
「まぁ何とかなるだろう」と「やってみるか」と、直感を信じて結婚をOKすることに
当時は、節目となる30歳前後にあって、今後の自分をどうしたいのか、このまま一人で生きていくのか、心のどこかで自問自答していた自分が背中を押したのかもしれませんね
迷いと気持ちの変化、そして結婚へ
迷い
さてさて「結婚する方向性で、とりあえずやってみましょう」とはなったものの、ただの同僚なので仕事以外の人物像はわかりません、依然として、よく知らない人なんですよね
そんな彼女に自分の生活スタイルを崩されたり、テリトリーに入ってこられることに何となく抵抗感がありましたし、すぐには気持ちと頭の切り替えができませんでした
結婚相手をこの人って決めてしまってよいのか、後悔しないかって、気持ちの迷い、何だかモヤモヤした不安もありました
そんな気持ちは抱えつつ「結婚する方向で」と始まった手前、トントン話が進みます
初デートをする前には「入籍をいつするか」が決まり、1か月も経たないうちに「両親へのあいさつ」も行きました
彼女の両親へのあいさつは、緊張もしましたが、そんなこと以上に「よく知らない結婚相手の、さらによく知らない両親と話している」という自分の状況が何とも奇妙な感覚だったことを覚えています( ´∀` )
当時は職場も異動したばかり、さらにプライベートもガラッと変化したことで、とにかく気持ちが落ち着かなくて・・・頭が混乱しながらも、勢いだけがあって、突き進んでいった感じでした
毎週のようにイベントがあって、とにかく忙しかったあの頃、ようやったなって今なら思います
気持ちの変化
迷っていた自分の気持ちに変化が訪れはじめたのは、結婚式の日程を決めた2か月目頃
ひとつの問題が発覚しました
結婚式を決めたのに、よく演出で上映される「2人の思い出写真」がなかったんです、交際0日婚なので、そりゃそうなんですけども
しかも、遠方の親戚が結婚式に参加することに配慮して、三連休の中日で日程を組む必要があったため、結婚式までの日数が約4か月と想定以上に短くなり、時間の余裕も多くありません
急遽、2人の写真を撮ることを主目的とした「アリバイづくりのような旅行計画」が始まりました
彼女は旅行が趣味で、旅費の節約や各種手配も手馴れていて、感心したことを覚えています
レジャー計画は楽しいことですが、タイト日程の結婚式にむけた準備や、お金(予算)の話などシビアな話も同時に進めていかなければならず、会う時間をできるだけ作って、本当によく会話をしました
特に、結婚式の準備は席次からテーブルクロスの色決めまで、ほんと大小さまざまな決めごとがたくさんあって、お互いを知る良いきっかけになったと思います
もちろん意見が分かれることもたくさんありました、でも、彼女と行動を共にし価値観を知って、少しずつ少しずつ、お互いの違いに気づき、妥協点を見つけて、距離が縮まっていきました
そんな中、2人の間に事件が起きました
私がやめると約束したタバコを、すぐにやめなかったことに、彼女がキレたんです
半同棲していた彼女からの交際終了宣言
その日のうちにすべての荷物を引き上げ、出ていってしまいました
結婚への気持ちが固まる
彼女の行動力に私はあっけにとられて呆然となりました
ショックが大きくて、次の日の仕事がまるで身に入らなかった事を覚えています
自分が変わらなくても何とかなるだろうという私の「甘さ」が知らずに彼女を傷つけていたこと、彼女の存在が私の中で大きくなっていた事に気が付きました
彼女とどうなりたいかを再考し、深く反省した私は、禁煙外来にも行ってタバコをやめました
彼女に謝り関係性がもとに戻りかけた時、ほぼ同じくして、彼女の体調が崩れました
変化についていくのが大変だったのは、彼女も同じだったはずなのに
自分のことばかりで気がつけませんでした、私の甘えが彼女を追い詰めたところもありました
彼女を支え、味方になれる一番の人に、自分がなるんだと気持ちを新たに
まずは、彼女が楽しみにしている結婚式を成功させることを決心しました
交際0日婚夫婦の現在と長続きしたわけ
交際が始まってから6か月、無事に結婚式・新婚旅行も終えましたが、まだまだ彼女については知らない一面がたくさんありました
私の未熟さもあって、その後も書けばキリがないほどに、いろいろな衝突やケンカ、おバカな失敗もありましたし、妻が実家に帰ってしまったことも何度もあります
結婚してから2年くらいは「これで離婚かな」と思ったことも少なくなかったです
それでも、今も夫婦関係が続いているのにはいくつか理由があると思っています
好きなもの、こだわりを持つ分野が違い、得意分野を相手に委ねることができること
家事や育児は助け合ってやること、相手がしてくれたことに感謝の気持ちを表すこと
きっと他にもたくさん理由はありますが、
一番の理由は「同じゴールを見据えて、建設的な会話ができること」だと思っています
ケンカになった時でも、冷静さを取り戻したころには、話し合う時間を必ずとっていました
子どもが産まれてからは、やはり子育てに関する事が話題の中心になっていき、
夫婦にとっての課題が挙がるたび、一つひとつ積み重ねてきました
互いの考えを伝え、相手への理解を深め、時には尊重し、解決策や妥協点を探って
今は夫婦としても成長し、幸い4人の子どもにも恵まれ、とても良い関係を築けています
最後に
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます
こんな結婚もあるんだなって、少しでも面白く読んでいただけたら嬉しいです
もしも私が、同じように突然プロポーズされた人から相談を受けたらどうするかな?
「そんなんやめとけ」とは言わないかな
「直感を信じてやってみたらいいよ、人生変わるかもしれないから」ですかね
ただ、結婚式を挙げるなら、準備時間に余裕を持てってアドバイスはしますね(笑)
今回はこんな感じで
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